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英語ができなくても海外旅行はなんとかなる…でも。

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ニュージーランドへ行くにあたって心配ごとは尽きませんでしたが、そのうちのひとつに英語が得意ではないことがありました。

旅行前に受験したTOEICの結果は決して大きな声で言えないスコア。英語を「わかりたい」という気持ちはあるものの、洋書を眺めたり、英語字幕で映画を観たりして、ちょっとわかったような気になるのが私の限界でした。

海外旅行を個人で手配するとなると、もう英語を避けることはできません。だから旅行は楽しみなものの交通機関やお宿、ツアーの予約は負担で、旅行前はブルーになっていました。思わず「航空券を買っていなかったら、旅行をとりやめるレベルでくじけている」とSNSでつぶやいたことも…。その節に励ましてくださった知人、ご友人各位にはとても感謝しています。

関空でニュージーランド航空の飛行機に乗った時には興奮しました

関空でニュージーランド航空の飛行機に乗った時には興奮…喜びで撮った写真。飛行機とツーショットのつもり。

英語ができなくても海外旅行はなんとかなる

不安な気持ちに押しつぶされて旅行の準備期間を過ごしたことがもったいないくらいです。英語できちんと話せなくても、十分に理解できなくてもなんとかなりました。

最初に英語の洗礼を浴びたのは、関西国際空港からニュージーランドの玄関口オークランドへ向かうフライトで。22時頃に出発する便だったのでほとんど就寝モード。だけど寝続けるのは至難の業で何度か目を覚ましては寝て…を繰り返していました。

目を覚ました時、後部座席に座っているKiwi(キーウィ。ニュージーランド人のこと)が話しかけてくれて1時間くらいは話していました。日本でどこに行ってきたのか、私がニュージーランドでどこに行くのか…、どんな仕事をしているのか、そんな話です。彼は忍耐強く私のわかりにくい英語に付き合ってくれました。

クライストチャーチにて あじさい

ニュージーランドは紫陽花が見ごろ。真っ白の家の庭中に紫陽花があふれる様子がかわいかった。写真はクライストチャーチのボタニカルパークで。

オークランド空港について私のいちばん最初のミッションは、ハミルトンに移動するべく長距離バスに乗車すること。乗り継ぎありだったのですが、同じバスに乗り合わせるフレンチポリネシアのご夫婦と一緒になったおかげもあり、ハミルトンまで無事に到着できました。彼らとは「Have a nice trip」とお決まり文句ながら手を振って分かれました。

その後も居合わせた人に質問をすれば、だいたいはペースを落とした英語で親切に回答してくれました。聞いたところによると、ニュージーランド英語(Kiwi English)は英語圏の中では早口で知られていて、60秒間に132語話すというデータがあるそう。oh…。

ニュージーランドに入国して数日経った頃には「通じなくても意外となんとかなるし、平気だなー。」という余裕も生まれました。

今回の旅行で唯一焦ったのは、ウェリントン〜クライストチャーチへのフライトが5時間遅延したこと。最初は乗り遅れたのかと思いましたし、徐々に延ばされる出発時間にひやひやとしました。小さな飛行機だったのでゲートにはフライト情報の電光掲示板がなく、英語のアナウンスも聞き取りにくくてわからないので、iPhoneで時々空港のWebサイトを観てしのぎました。待っているあいだはとても心細かったです。

おかしいなぁと思いはじめた頃に撮った1枚

おかしいなぁと思いはじめた頃に撮った1枚…まさかあんなに待つことになるとは。

あの時ばかりは焦ってへたな英語で質問してけげんな顔をされてしまいましたが、それも英語ができない自分が悪いと思うと、むしろ「航空会社のかたごめんなさい」と思うのでした。その日、クライストチャーチでアクティビティの予約などをしていなかったことと、ある程度ニュージーランドの風土に慣れたところで起きたトラブルだったのが幸いでした。

はじめての海外旅行なのでこれくらいのトラブルで済んで良かったです。帰国して友人にこの話をしたらもっとハイレベルなトラブルを聞かされたので、経験値に合わせたトラブルが降りかかったのだなと都合良く解釈しました。

英語ができなくても交流はできる

今回の旅行で私はAirBnBを利用して、ハミルトン、ウェリントン、クライストチャーチといずれもB&Bというタイプの宿に泊まりました。B&B=Bed & Breakfastというスタイルが指す通り、簡易的な宿泊施設でバリエーションも豊富。立派なコテージから個人宅まであり、価格帯もさまざま。

友人から「人の家に泊まるのが楽しいよ」と聞いていたのを参考にお宿を決めました。ひとり旅だったのでホストと交流できる点や、海外で暮らす人の住まいかたを垣間みるという点でいい選択ができました。

ハミルトンでは、私はハミルトンから1時間程度のところにあるマタマタで「ロード・オブ・ザ・リング」のロケ地の「ホビット村」を観光する予定でした。ハミルトンは到着してみると美しい田園風景が広がっていましたが、私にはそれ以外の予定はなし。

そんな状況を見かねたのか、ホストが片道1時間半のドライブに連れて行ってくれました。ラグランという沿岸の地域で、中級以上のサーファー向けの海岸があります。クリスマスの時期に赤い細い花を咲かせる「ポフツカワ」というマオリ語をつけられた木のことも、彼女から教えてもらいました。ふたりで海を見ながらディナーでフィッシュ&チップスをごちそうになったのもいい思い出です。

ポフツカワ

ポフツカワツリーは高いもので25mくらいになるそう。この木、とてもかわいい。

4日間滞在させてもらったのはクライストチャーチのご夫婦の一軒家。年齢が近そうなこと、ふたりの自己紹介に「写真が趣味」と書いてあったことも、滞在の決め手でした。チャーミングで親切なご夫婦でした。

もう1組の滞在者との交流ができたという意味でも良かったです。ドイツ人のカップルとは2組一緒になり、それぞれの国のことや、お互いの旅行のことを話したりして夜を過ごしました。カードゲームをしたのは新鮮で、戦法やゲームの展開を通してコミュニケーションがとれて、英語が苦手な私にはよかったです。

カタンの開拓者たち

「カタンの開拓者たち」というボードゲームをみんなで遊んだのはいい思い出。ゲームのルールはWikipediaで(笑)

もっとわかり合いたいと思う気持ち

お宿のホストたちとはいろいろと話したのですが、私の英語ができないばかりに、それ以上その話題を続けられない…ということや、お互いに「ちゃんと理解できていないだろうけど、しかたないか…」と思うようなことが何度もありました。話を聞いてみたいけど、うまく質問できないことはしょっちゅうありました。

移動や観光の時には英語が不得手であることは気になりませんでしたが、ホストやツアーガイドさん、ツアーで同行した人たちと会話になると、自分の英語力を歯がゆく思うことが多々ありました。英語ができなくても海外旅行はできます。だけど、英語ができた方が多くの人とわかりあえるんだと、ひしひしと感じました。

数日間ニュージーランドに滞在して、自分の思考が英語ベースになりかけていることはわかりました。もっと長く滞在できればもう少しはコツがつかめたのかもしれません。惜しい思いをしながら帰国の日を迎えました。

トンガリロ国立公園を上空から

クライストチャーチ〜オークランドのフライトできれいな円錐が見えたタラナキ山。

海外旅行に出て綺麗な景色を見たいのはもちろんですが、私は世界に出て人と交流を持つことをもっとしてみたいと思いました。次の旅行がいつになるかはわかりませんが、ニュージーランドは行き残した場所があるのでまた行きたいし、他にもヨーロッパを中心に行ってみたいところがたくさんあります。

次に行くまでに、日常会話をするための英語をもっと身につけたい。弱点もよくわかったので地道に勉強を続けます。

Keep study English : )