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「ロード・オブ・ザ・リング」&「ホビット」のファン心を満たすニュージーランド旅行

ニュージーランドは素敵なところでした。

これまでも知り得た情報の範囲でニュージーランドをひいきにしていましたが、実際に旅に出かけてきてより一層ニュージーランドびいきになりました。気に入った理由は一言では言い尽くせません。楽しい思い出を残すことができたから愛着もわいています。

ニュージーランド旅行マップ

北島ではハミルトンとウェリントン、南島ではクライストチャーチと、3都市を基点に観光をしました。

ファン心を満たす旅

ところで今回のニュージーランド旅行は「ファン心を満たす旅」と命名しても過言ではありません。

日本では2002年〜2004年に公開された映画「ロード・オブ・ザ・リング」3部作をきっかけに、J.R.R.トールキンの原作ファンになりました。原作の世界は1万年以上の歴史があります。その歴史の豊かさを表現するために細部までこだわり抜いて製作された映画にも何度みてもクリエイティビティに心が震えます。

この「ロード・オブ・ザ・リング」はすべてニュージーランドで撮影されています。物語の世界を表現できたのはニュージーランドの自然があってこそ。ヘリコプターで国中をめぐり、原作のシーンに適うロケ地を探したそう。

そのため、ニュージーランド国内のあちらこちらにロケ地が存在しています。映画の公開がされた後、ロケ地ガイドブックが出版されたり、現地ではロケ地を巡るツアーができたり、と世界各地からニュージーランドへファンが訪れているようです。

ウェリントン空港にてガンダルフと大鷲族のグワイヒア

私の訪問1週間前くらいにウェリントン空港に設置されたガンダルフとグワイヒア(大鷲)

原作もまた何度読んでも深みを感じられる物語です。初めて読んだ時に10代だった私でも、10年間何度も繰り返し読み続けてきた私でも、視点はかわりますが、楽しんだり、感動したり、発見があります。つまるところ、映画も原作も大のお気に入りなのです。

2012年〜2014年にかけて「ロード・オブ・ザ・リング」の前日譚である「ホビット」が公開&製作中の今、ファン心を満たしたいという気持ちもあり、ニュージーランドへ出かけてきました。

ホビット村

最も訪れたかったのは、「ロード・オブ・ザ・リング」、「ホビット」両作品において主人公である「ホビット族」が住む「ホビット村」。ニュージーランド北島のマタマタという町の牧場の一部にセットが作られています。

ホビット村のホビット穴のひとつ

ホビット村のセットはマタマタの牧場につくられました。周辺は羊だらけです。

ホビットの住居については映画「ホビット」の原作である「ホビットの冒険」の冒頭を読むと、どんな住まいなのかがおわかりいただけます。

地面の穴のなかに、ひとりのホビットが住んでいました。穴といっても、ミミズや地虫などがたくさんいる、どぶくさい、じめじめした、きたない穴ではありません。といって味もそっけもない砂の穴でもなく、すわりこんでもよし、ごはんも食べられるところです。なにしろホビットの穴なのです。ということは気持ちのいい穴に決まっているのです。

「ホビットの冒険」 J.R.R.トールキン著 瀬田貞二訳

Hobbiton Movie Set

ホビット村、セットとはいえかなり広いです。映画のシーンそのままの光景が見下ろせます。
遠くには同じく観光中の人々、さらに遠くには羊が見えます。

ニュージーランドはこれから夏。観光にいい季節だからなのかひっきりなしに観光客がやってきていました。ファンにとってはディズニーランドのアトラクションのようなもので、まるで物語の世界に入りこんでしまえるようなセットでした。

Hobbiton Movie Set Tours

ウェリントン周辺のロケ地めぐりツアーに参加

ニュージーランドの首都は北島最南端のウェリントンです。映画のスタジオや工房はウェリントン周辺に作られていたこともあり、ウェリントン周辺にはロケ地がたくさん存在します。そのロケ地を1日または半日かけて巡るツアーに参加しました。

セットはほぼ残っていないためコンテクストはやや高めのツアーです。映画のワンシーンの写真とともに「ここに映っているのがあの木だよ」なんていう解説が入ります。特にこの日は私を含めてシンガポールやオーストラリアから濃度の濃いファンばかりが集っていたので、自身が大ファンであるというガイドさんの力も入っていた様子。マニアックな内容を英語で聞いた時には感動しました。

Wellington Rover Tours

日本での公開が遅れている「ホビット」第2部を観賞

映画「ホビット」第2部「竜に奪われた王国」は、日本では残念ながら世界公開の2013年12月から遅れて2014年2月28日に公開されることが決まっています…。

せっかく旅行のタイミングで公開されるのなら、と、「ロード・オブ・ザ・リング:王の帰還」や「ホビット:思いがけない冒険」のワールドプレミアが開催されたウェリントンのエンバシーシアターで、世界最速上映(深夜0時1分から上映)を観てきました。

ウェリントンのエンバシーシアター

1924年に建てられた由緒正しきエンバシーシアターも「ホビット」仕様。ここで世界最速上映が行われました。

私の他にも日本から来ている方がいましたが、諸外国からファンが訪れていた様子。22時をすぎると劇場内のカフェには映画の衣裳に身をまとった人が続々と。

映画は当然ながら英語音声のみで完全には理解していないと思いますが、多くのファンの方々と映画を観れたのはいい思い出です。私の隣の座席の女性もひとりで来ていたので「わくわくしますね〜」なんて話をはじまるまでしていました。

サザンアルプスの山並みが見えるエドラスのロケ地へ

トールキンは原作に景色の描写を数多く残していることや地図を作成していることが特徴的です。その描写にできるかぎり忠実なロケ地を探して撮影してくれたことは、映画の製作陣の功績の中でも素晴らしいことのひとつだと思います。

マウント・サンデー

およそ600mの山。このてっぺんが黄金館の城跡地です。

ニュージーランドの南島にはマウント・クックを中心に3000m級のサザンアルプスの山並みが連なっています。サザンアルプスは映画にも度々登場していますが、このサザンアルプスを背景にした都のセットが、南島最大の都市クライストチャーチから2時間程度のところに作られました。今はセットは残っていなく、特徴的な形をしている丘が見えるのみ。それでもツアーがあるほどファンにとっては行ってみたい場所のひとつです。

ここではデンマーク人の祖母と孫、ロシア人夫妻と同行。参加者全員が非英語圏に住むという珍しい共通点からか、ランチをとることには和やかな雰囲気に。

ガイドさん自身も世界中を旅して、その土地の国の食べ物を食べたり、文化に触れたりすることが大好きだそう。ツアーガイドで世界中の人を案内していることは彼にとって天職である部分があるんだろうな、と仕事ぶりを拝見して思っていました。

Hassle-Free Tours

今回のニュージーランド旅行では、こうしてけっこうな時間をファン心を満たすために使いました。マニアックゆえに、初海外旅行ながら個人旅行にせざるを得なかったのはこの理由から…。ですが、世界規模でファンと出会えたことや、参加しなければ見れないであろうニュージーランドの光景を見れたことはとてもいい体験でした。

同じところへ行ってみたいという方はお気軽に質問してくださいね。そうそう…より詳しくは別のところで語ろうと思っています。

参考動画

ウェリントン空港の大鷲族のメイキング映像 by Weta Workshop
「ホビット:竜に奪われた王国」の予告編